留学生の家族呼び寄せ(家族滞在)

留学生の家族呼び寄せ(家族滞在)

2015年11月06日(金)1:23 PM


ご訪問ありがとうございます。

 

日々留学生の色々な相談に乗っていると、

就職関係とともに多いのは「家族滞在」

についてです。

 

国にいる奥さん、旦那さんを日本に呼んで一緒に暮らしたい。

というもの。

 

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(留学生のA君。奥さん呼び寄せに成功しました。

 掲載許可をいただいております)

 

 

日本語学校の時はダメですが、

専門学校や大学に進学すると、留学生でも呼ぶことができるかも

しれません。

 

「かも」というのは、絶対呼べるわけではないからです。

 

あくまで、法務大臣(入管)が決めることなので

なるべく、許可がいただけるよう各種条件をアドバイスするのも

行政書士のお仕事です。

 

条件としては

☆日本で安定して二人で暮らせるだけの仕送りが扶養者(留学生)の親からあること

 

留学生は、もちろんバリバリ稼ぐことはできませんから

親の資力が重要になります。

 

言ってしまえば、これだけでしょうか。

入管が一番嫌がることは、日本での就労時間オーバーですから

お家がお金持ちで、働く必要のない人ほどOK。

ちなみに、家族滞在の在留資格の人も週28時間アルバイトができます。

 

入管の申請は、人それぞれ条件が違います。

そこで、いろいろな噂が飛び交います。

「誰誰は幾らの送金で大丈夫だった。」

「誰誰は一か月で許可がでた。」etc

 

話を聞いてみると、それ以前にも送金をしてもらっていて

貯金があったとか、国立大学に通う留学生だとか。

理由が付くことが多いです。

 

専門学校の留学生より有名大学の留学生の方が許可は出やすいです。

あと、国によっても違いますね。

可哀想ですけど、入管は差別はしませんが区別はしています。

 

ご参考までに今まで不許可になった理由をいくつか

 

☆留学生に扶養能力はない⇒仕送り額が足りなかった。

☆仕送り元が扶養者(留学生)の親からではない。

☆婚姻に嫌疑がある。⇒前回の更新時に配偶者なしで申請している。

 

3番目は、主に学校から更新申請をしている場合です。

本人のせいではないのですが、可哀想な理由ですね。

入管に提出する申請書は、必ず自分で確認しないと

ダメですよ。と言っています。

 

私は、留学生から相談があると必ず

「奥さん(旦那さん)が日本に来て

幸せに暮らせるの?」

と聞いています。

 

学校に通っているならまだしも、日本語も良く分からなくて

日本の生活習慣も知らなくて、お友達もいなくて、やっていけますか?

 

けんかするカップル

 

上手く行かなくて、帰国し離婚してしまった例も知っているので

安易に考えているようなら、止めた方がいいんじゃない?

とも話します。

 

奥さん旦那さんを呼ぶことによって、「もっと勉強を頑張ろう!」

と思ってもらえるなら良いですけどね。

 

ご参考までに私がいつも入管に提出している書類です。

 

☆結婚証明書(翻訳付き)

☆海外からの送金を証明する書類(留学生の親の名前が望ましい)

☆学校の在籍証明書

☆アルバイト先の在職証明書

☆今後一年間の生活費収支表

☆呼び寄せの理由書

☆日本に来てから今までのすべての銀行通帳のコピー

☆お部屋を自分で借りている場合は、賃貸借契約書

☆結婚式の写真

☆封筒

☆その他

後は、奥さん旦那さんの写真(4×3センチ)とか、

パスポートのコピーなどが必要です。

封筒には自分の住所名前を書いて、392円の切手を貼ります。

 

入管から良いも悪いもお返事がくる期間は、1ヶ月~3ヶ月と幅があります。

これは、人それぞれです。

(その前に追加の書類を請求されることもあります。)

 

<成功した方へ>

 

せっかく日本で暮らすのですから、仲良く、日本滞在を良い思い出に

して欲しいです。

アルバイトをたくさんし過ぎないように注意して!

また、留学生がそのまま日本で就職したら、引き続き日本で生活して

永住する。なんて道も開けます。

 

そのためにも、日本語頑張って勉強してくださいね!(^^)!

 

勉強するカップル

 


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